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ママ記者瀬川の野球少年+熱血監督追っかけ日誌
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仕事仕事仕事ぉぉぉっで、まる1日ブログ書いてなかったですっっ 24時間空くと、だいぶ空いちゃった気がします(;^_^A ブログ書かないと気が済まない症候群??(^_^;

今日はとってもうれしいことがあったので、それを書こうと思います。

4月16日の「シニアの全国選抜大会での写真です!」というタイトルのブログ。いろんなチームの写真を入れているのに、伊那シニアの写真だけ準備中になっていたのを不思議に思っている方もいたかもしれません。忘れてんのかな?と思った方もいるでしょう。

でも、この伊那シニアの写真を入れていなかったのには理由があります。。。

3月27日、シニアの全国選抜大会の開会式を取材するため、私は大阪ドームにいました。開会式が終わり、選手たちはスタンドにあがり、監督・主将会議が行われている間、他の選手たちは弁当を食べていました。その間、いろんなチームを訪ね、いろんな選手に話を聞いたりと取材をしていました。

そして、会議も終わり、「もうそろそろドームから出てください~」と理事の方々から指示があったころ、「僕たちの写真も撮ってください!!」と笑顔で寄ってきたのが伊那シニアでした。

パっと目を引いたのが、いい色に日焼けした選手。このチームの注目選手はだれ?? と聞いたら、みんなが「ピッチャーピッチャー!」 みんなに押し出されるようにして出てきたのが、その選手、サウスポーエースの三澤圭介くんでした。身長174センチ、70キロ、なかなかガッチリとした体格、優しそうなところ、でも負けん気も強そうなところと両方を持ったような感じに見えた三澤くんは、信越連盟屈指の好投手。「打たせて取るのが自分の持ち味です」と話してくれました。

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▲その後、写真をパチリ! ちょっと恥ずかしそうでしたねっ(^-^)

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▲「全員の集合写真も撮ろうか!(^-^)」とカメラを構えたら、選手たちはノリノリ!「オレが前だ~」「僕を写して~!」と大騒ぎにっっ そのとき、注目ピッチャー三澤圭介くんは、そんなに前の方に出てくるでもなく、後ろの方で笑っていました。

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▲そして最後に、一番元気があった三澤卓也くんに抱負を聞きました。「セカンドかサードをやっています。エラーをしないように、しっかり打てるように! で、みんなで全国制覇目指して頑張ります!!」 それを囲む選手たちの目は輝きまくっていました。

「じゃ、また会おうね! 大会も取材するから勝ち上がってきてよ!」に「はい!!」と伊那ナイン。そして、私も選手たちも慌ただしく大阪ドームを出たのでした。

翌28日、伊那シニアは岸和田シニアと対戦し2対1でサヨナラ勝ち。三澤圭介くんが1失点完投。その試合、見ていませんが、前評判通りの好投をみせたそうです。

翌29日、伊那シニアは羽村シニアに敗れました。9対2、5回コールド負け、宿舎でその得点を聞き、今日は三澤圭介くんは投げなかったのかな、連投はキツイし、違うピッチャーで負けちゃったのかな、それとも連投して打たれちゃったかな・・・・

翌30日、3回戦を取材するため、私は南港中央球場へ行っていました。まだ第一試合開始までには1時間もある朝8時・・・昨日何があったかなんて何も知らず、私は取材の準備をしていました。

そのうち、その日その球場で試合があるチームが続々と到着し、神戸中央の山田監督や、札幌新琴似シニアの生嶋監督ほか、監督さんたちが本部席に集まってきました。そこで、信じられない話を耳にしたのです。その内容は・・・。

「え? 昨日・・・・? 誰が? えっ? 何があったんですか? え・・・??」

その内容がよく理解できず、もう1回最初から話しをしてもらったら、昨日、伊丹スポーツセンター球場の第3試合、伊那シニアのピッチャーが1回裏、マウンドにあがって数球投げたところで突然倒れたと・・・。審判さんたちが見てもよく分からず、第二試合で勝利しスタンドで試合を見ていた札幌新琴似シニアの生嶋監督がグラウンドに駆け下りてきてり様子をみたら、これは大ごとだと・・・

「救急車!」 生嶋監督は救命講習などを受けていたので、すぐに重症だと分かったそうです。最初は呼び掛けに反応がありながらも、そのピッチャーはだんだんとろれつが回らなくなり、意識がなくなったそうです。

救急車は球場のマウンドまで入り、両親に付き添われて豊中の病院へと運ばれていきました。若年性脳こうそく・・・病院で担当医から症状を聞いたお母さんは、倒れてしまったそうです。まさか・・・でした。

私もそれを生嶋監督から伝え聞いたとき、全身が震えました。「伊那のピッチャーって、三澤くん?」 すぐに取材ノートをめくると、確かに「伊那シニア ①三沢けいすけ、左ピッチャー 174,70 P(写真を撮ったの印)」とのメモがあります。生嶋監督は「背番号1だよ なんとかスケって言ったかな・・・」 間違いない、あのときの選手だ・・・・。

その時点で、まだ症状がどんな程度かは分からず、「意識ないみたい。命が助かっただけでも・・・・っていう症状らしいよ・・・」 

「貧血だとか目まいしたんだろう、救護室で休ませておけば大丈夫だよ、、、」もし、そんな判断で放置されていたら、命さえも危ない状態だったそうです。生嶋監督がいて、重症だと気付いたことで命は救われました。でも、「野球はムリだろうね・・・」とみんなが話しているのを聞いて、震えが止まりませんでした。

翌日、取材をしながらも三澤くんのことが頭から離れません。理事の方に聞いても「まだ意識が戻らないらしいね」と・・・。 神様、お願いします・・・・。

月が変わり4月1日、シニアの全国選抜大会が準決勝まで進んだとき、三澤くんの意識が戻ってきて、回復に向かっている、という話を聞きました。ちょっとだけ気持ちも明るくなりました。でも、三澤くん本人、ご家族、そして三澤くんをおいて伊那に帰った伊那シニアの仲間たちのことを考えると、やっぱりどうにもこうにも・・・・な気持ちで。

翌2日、神戸中央シニアの優勝で大会の幕は閉じ。。。喜びに沸く球場。そんな中、優勝した神戸中央の山田監督がベンチでぽつり・・・「優勝はうれしい。でも、片方では病気と闘ってる子、苦しい思いをしてる子がいると思うと、喜べんな」。私も同じ気持ちでした。。。。もちろん、神戸中央優勝は本当におめでとう! よくやった! でも、、、、

大会後も気になって気になって、ちょこちょこと経過を聞いていましたが、なんと信じられないほどの回復ぶりをしているとのこと。2週間で豊中の病院から伊那の病院に移り、次第に歩けるまでに回復しているということも聞きました。その知らせを伝え聞くたび、よかったなって。最初は「日常生活を普通に送ることもムリじゃないか。。。」と聞いていたので、その回復ぶりにはビックリしていました。

そして今日、虫の知らせというか何というか、何か感じるものがあって、初めてお父さんに連絡してみました。あのとき、取材させていただいた者です・・・といって。そしたら、「あ~私も取材してもらったときそこにいましたし、知っています!」と。

そしてそしてそして、経過をお聞きしたら・・・・、「みんなもビックリするくらいの回復をみせて、実は今日・・・退院したんですよ!」とのこと。 しかも「もう私と硬球でキャッチボールもできるんですよ」と・・・。「ホントですか??」 それを聞いて、今までつっかえていたものが取れたような感じというか、とってもとってもうれしくなりました!

不幸中の幸いというか、三澤くんは、左の脳梗塞で、右手には多少の麻痺が残っているそうですが、ボールを投げる方の左手は問題ないとのこと。ご飯を食べたり字を書いたりするのは右手、まだ少し不自由なところはあるそうですが、見た目には分からないほどに回復しているというのです!

「意識が戻ったときから、『野球がやりたい』『また野球やる』って言ってましたからね・・・・その強い気持ちが回復に向かわせているのでしょう」とお父さん、それを聞いて、なんだか涙が出てきちゃいましたっっ

さらに、大阪の病院にいるときから「このブログに何か載ってない??」って私の名刺に書いてあるブログのことをお父さんに聞いていてくれたそうです。「写真、このブログに載せるね!」と渡した名刺を大事にしてくれてたんですね、で、写真が載るのも楽しみにしていてくれたんですね! 私は載せていいものなのか、どうなのか分からず、「準備中」と書いたまま。もっと早く聞けばよかったなと後悔ですっっ(^。^;)

最後に、お父さんに「今回のことは書かずに写真だけ入れた方がいいでしょうか? それとも病気のことも書いても大丈夫なのでしょうか?」とお聞きしたところ、「書いてくださって大丈夫ですよ、お任せします。隠すつもりもないですし、本人の励みにもなると思いますから」と・・・。

ということで、今日、三澤くんのことを書かせていただきました。最近は、入院中の病院から外出し、すでに仲間の試合を見に行ったりもしていたそうです。とっても前向きになっているそうです。だから、圭介くんは、絶対にマウンドに戻ってくると思います。そのときは、ぜひ、そのピッチングを見たいものです。

これからも陰ながら応援していきたいと思っています。圭介くん、ガンバレです!!

※ 倒れたときのことなどは、人から聞いた話などが多いので、もし事実と違う部分があったらすみません。
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安心しました♪
 初めまして♪シニア母です。記事にいつも共感の拍手を送っています。
 実は、私もこの選抜大会の会場にいて驚愕したものの、その後がとても気になっていました。
三沢選手!!すごい回復力ですね。
同じ親の一人としてほんと嬉しい限りです。
シニア最後の暑い、熱い夏、私も子供達を応援していきたいと思います。
応援母S 2007/05/19(Sat)10:13:46 edit
応援母Sさま
応援母Sさま コメントありがとうございます! いつも記事読んでくださってるそうで、ありがとうございます(^o^)

三澤くんのこと、心配してくださっていたのですねっ!! そういう方がいっぱいいるということを知ったら、また圭介くんもガンバロウという気持ちになると思います。

これからも時々経過を聞いたりして陰ながら応援させていただこうと思っています。
ママ記者 2007/05/23(Wed)00:44:12 edit
無題
圭介くんと同じチームの仲間の母です。
その際は、たいへんお世話様になりました。
私たちもママ記者さんと同じように、一喜一憂してきましたが、本人の頑張り、ご家族の支えで、圭介くんは驚きの快復をしています。
練習にはまだ復帰をすることはできませんが、今日(正確には昨日)は夏季大会の壮行会に出席しました。夏季大会では、あの時以来始めて、ベンチに入ります。
夏季大会に向けて、保護者で千羽鶴を折りました。そして、そこには選手達本人による夏季大会に向けての決意が書かれています。圭介くんの決意は、「もう一度マウンドに立ちたい」。
圭介くんと共に、神宮に行きたいと選手達は頑張っています。
近い将来、また一緒に圭介くんと戦えることを心から願い、応援していきたいと思っています。
伊那の母 2007/06/10(Sun)02:19:32 edit
伊那シニアのみんなへ
伊那の母さま、コメントありがとうございます! また圭介くんの経過を教えていただきありがとうございます! 

圭介くん、もうベンチに入っているですか~ 本当に驚異的な回復ですね!! 私もうれしいです! 

まだ練習は参加していないとのこと。。。圭介くんはベンチに入れば、早く野球がやりたい、と焦る気持ちも出てくるかもしれませんが、野球は逃げません! 絶対に圭介くんを待っててくれるので、一歩一歩、自分のペースで進んでいってほしいと思います。ちょっとずつの進歩が、大きな進歩へとつながると思います!

伊那シニアの選手たちも、最後まで精いっぱい頑張ってください。仲間とともに、いい思い出いっぱい作ってください! 保護者や指導者の支えもバッチリのようだし、あとは選手たちが一丸となって頑張るのみだね(*^-^*) 今後の結果報告も楽しみにしています。

(大きな声では言えませんがっ)今季、一番応援してるチームですっっ ガンバレ伊那シニア~!!
ママ記者 2007/06/11(Mon)01:53:53 edit
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