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12月2日(Sat)
大田シニアを取材に大田スタジアムに行ってきました。といっても、大田スタジアムで大田シニアが練習か試合をしてるわけではなくて、大田リーグが主催する少年野球の大会をやっているのです。
女の子投手が好投したり、投手戦の末決着つかずに延長戦に突入したりと、大会は白熱
していました(o^-^o)
ならば、大田シニアの選手たちは何をしているのかといったら……??
大会運営のお手伝いをしているのです! 小学生たちの試合、主審以外の塁審はユニフォームの上にジャージをきたシニアの選手。メンバー外の選手がやることが多いボールボーイもシニアの選手。そして、球場に着いて「ん? 何かいつもと違う!」と思ったのがアナウンス! ふだんはお母さんたちがやることが多いアナウンスも大田シニアの選手たちがやっているのです! キレイな声とは言えないですが、みんな、ゆっくりと落ち着いてちゃんとアナウンスしていました! 練習してきたのかな? 上手でしたよ!!(#^.^#)
じゃあ、なんで練習時間を割いてまで大田シニアの選手たちはこんなことをしているの??
といったら、それが大田シニア・阿部一之監督の指導方針なのです! 野球がうまくなるのも大切。でも、それ以上に人として成長してこそ意義がある、というのが阿部監督の考え。選手個々の自立を考える阿部監督は選手に何でもやらせます!
例えば、中学クラブチームのグラウンドにいくと、よくお母さんたちがお茶やコーヒーなどを出してくださいますが、それも選手たちがやっています。しかも、お湯もお茶っぱも、全部自分たちで分担して用意して持ってくるのです。グラウンド整備も、これまた中学クラブチームを見にいくと、なぜかお父さんたちがやってることがありますが、これもモチロン選手がやります! 遠征だって、お父さんお母さんたちがワゴン車などで送迎してくれることが多いですが、これも毎回ではないにしろ、選手自身が荷物を持って、電車に乗って何度か乗り換えてでも遠征先のグラウンドに行きます。
そこまでやってるんだ、って思うかもしれないですが、でも、よく考えたら、これって本来の姿ですよね! 自分のことは自分でする!ってことですからね。私も長年、中学硬式のクラブチームをみていますが、年々、保護者の「協力」が過剰になってしまって、選手たちの仕事を奪ってしまっているようにみえます。高校の監督さんたちと話しをすると10人が10人、「入ってくる子がだんだんグラウンド整備できなくなってるよ! 中学生のときにやってないの?」って言います。これ、保護者が過剰に手伝ってしまっているからかもしれません。また、高校の監督さんたちからは「自分で何かをしてほしいとか自分の意見をちゃんと言えない子も多い」とも聞きます。これも、練習中、保護者が選手の先回りして何でもやってあげているからかもしれません。
もちろん、クラブチームですから、保護者の協力なくては運営は難しいと思います。
でも、「やれることは自分たちでやろうよ」っていうのが阿部監督であり、その考えには私もまったくの同感です。 「自主性」を掲げる監督はたくさんいても、やはり技術や体力の向上にばかり目がいってしまって、大事な部分の育成ができていないチームもあります。そんな中、しっかりやるべきことはちゃんとやって、その上で野球をやる、ということを実戦している阿部監督はスゴイとおもいます。
で、実際、大田シニアの選手たちどかというと…それぞれが分担された仕事を、テキパキやっている選手もいれば、どうしたらいいのか分からないながらも何とかやっている選手もいます(^-^) それぞれ、失敗もたくさんあるし、考えが行き届かなくて怒られることもあります。でも、そうやって覚えていくものなんですよね(o^-^o)
「まだ、こういうやり方について理解されないことも多い」と阿部監督は話していましたが、「そういうやり方がいい」と言って、高校の関係者たち、少年野球の関係者たちがよく見学に訪れたりしているようですね。私も、大田シニア、とってもいい形だと思いますよ(^_^)
▼この人が阿部監督。37歳、だったかな? また違った意味で、熱血です!(^O^)/
最後に…取材日の日中はぽかぽか暖かくて、スタジアムの外では、ネコちゃんが日なたぼっこでした(*^-^*) 可愛かったので、1枚パチリといきました(^_^) お昼寝の邪魔してゴメンね~(#^v^#)