忍者ブログ
ママ記者瀬川の野球少年+熱血監督追っかけ日誌
[331]  [330]  [329]  [328]  [327]  [326]  [325]  [324]  [323]  [322]  [321
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

今は7日の夜中、間もなく2時になろうかというところです。仕事多忙のため書き込みが遅くなってしまいました。

今日はGW明け、週明けということで、高校の野球も練習が休みのところが多く、関係者の間でも電話が飛び交っていたようですね。私のところにも電話やメールが数件・・・各校の様子をいろいろと聞きました。

GW中に保護者向けの特待生問題の説明会が行われたところも多かったようです。荒れることなく説明を聞いて大人しく帰った保護者、質問が飛び交った説明会などあったようですが、「特待生の保護者」、「特待生じゃない保護者」が一緒に説明を受けていては、両者、相手の手前、質問もしにくいですよね。説明会のときは大人しく聞いていて、説明会のあとに個別に問い合わせるってことが多いようです。

今日は2つ書きたいことがあります。

1つ目。

特待生として高校に入った選手たち。入学の経緯は2つに分かれると思います。

1つは高校側から「ウチの高校に入りませんか? 特待を用意します、入学金、授業料免除でいいです」と誘われて特待で入るパターン。もう1つは、親の側、または中学の指導者側から、「ウチの子(選手)がオタクの高校に入りたいと言っているのですが、どうですか? 金銭的に余裕がないので特待などあればお願いしたのですが・・・」と中学時代の指導者か保護者側からお願いして特待として入るパターン。

どちらにしても、今回のこのワケのわからぬ高野連の通達によって「特待解約同意書」に印鑑を押すことになるわけですが、前から思っていたのですが、これ、解約になった場合、保護者は学校側を訴えられるのではないかということです。

で、今日、そういうことに詳しい方に訪ねたところ、「授業料はいらない」と言っていたものを、途中で「やっぱり払ってくれ」となれば、それは「詐欺行為」に当たるので、保護者が学校側を訴えたら、ほぼ学校側が負けるそうです。

今後、学校を訴える保護者、出てくるのではないでしょうか? それとも、学校を訴えたりしたら、自分の息子がメンバーに選ばれなくなってしまう、学校(指導者)からにらまれてしまう、そんな不安から泣き寝入りして訴えるなどということはしませんかね? もし、今回のことで特待を解約させられた保護者たちが勇気を出し、こぞって学校を訴えたらどういうことになるでしょうか。学校も、私学協会もだまってはいないでしょう。今度は高野連を訴えるかもしれません。大変なことになっていきます。

高野連はそういうことにまでなっていくことを考えているでしょうか。今回の処置は、迅速に且つ正しく対応したように見えて、実は、何も考えていない浅はかな処置だったといえるのではないでしょうか。

もう1つ書いておきたいことがあります。

今回の問題、高校野球関係者、全員が全員からブーイングが起きてるわけではありません。特待じゃない選手の親からは、「ざまーみろ」みたいな声だってあがっています。「大した選手じゃないのに、そんなので入るからだよ」と。ひがみの声、冷たい言葉のようですが、一理あります。

高校の指導者からよく聞かれる言葉、「今時の親は勘違いしてる」というものです。大した選手じゃないのに、「ウチの子は特待で取ってもらえるんですよね」「特待じゃないといきません」と言ってくる。中学の指導者も「ウチの選手は特待をつけてくれないと入れませんよ」「何がつきますか? 入学金? 授業料? 寮費も?」などなど。「ウチはそういうのはありませんから」といえば「じゃあ、いきません」となる。

必然的に「特待」がないと選手が入ってこなくなる。西武が「他の球団がやってるからウチもやった」と足並みをそろえたことを強調していたように、高校だって他校と足並みをそろえるため、何とかして選手を確保するために「特待」を使っていたということもあります。

「特待で」といえば、親は舞い上がり、入学後も何かというと「ウチの子は特待ですから」と胸を張り、態度が大きくなる。それが息子にも伝わって、息子の態度も大きくなる。「オレは特待だ!スゴイんだ!」という慢心が成長を止める、せっかく特待で取っても高校にいったらただの選手・・・。そんなことはよくあることです。

それが、今後は、「ウチの子(選手)を特待で!」と言われなくなるだろうし、もし言われたとしても、高校側も「そういうのは禁止されてますから」って断れるからからよかった、そう話す高校もあります。

親も、中学の指導者も、「勘違い」はやめないといけないですね。何が何でも特待で入ろう、特待がなきゃ入らない、ではなくて、自分の息子の力を冷静に見極め、家庭の経済力もしっかりと見極め、それに見合う高校を選ぶ。どんなスポーツであれ、我が子を「一流」にしたいならそこそこのお金はかかります。その覚悟はしておくことですよねっ

今後、野球に「特待」が認められるかどうかは高野連の判断次第ですが、「特待」や「奨学金」はつけばラッキー。オマケぐらいに思っていた方がいいのかなと思います。

じゃあ、本当に経済的に困難だったら私立高校では野球はできないのか、行きたい高校に入れないのか・・・・そこが難しいところです。でも、プロ野球の選手会などが中心になるなどして、高校生のための「野球奨学金制度」でも作ればいいでしょう。ちゃんと審査をして、源泉徴収なども持ってきて・・・。ま、これにも細工されてしまったら分からないですから、なかなかちゃんとやっていくのは難しいでしょうねぇ

あーもう3時です(>_<") だんだん眠くなってきてワケわからない文章になってきちゃってスミマセン。まとまりもなくてスミマセン。ただ思ったこと、書きたいことをズラズラ書いてしまったので・・・ヘンな文章書いてんなって笑っちゃうかもしれないですが、お許しを・・・(^。^;)

とにかく、少年たちが夢を抱けるような高校野球になりますように・・・それを願って今日は寝るとします。明日は某私立高校に取材に行って参ります。現場の指導者の声、選手の声も聞いてきます。オヤスミナサイzzz...

PR
この記事にコメントする
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
少しでも力に…
実は我が家も渦中の人間です。先日解約のお話を学校側から言われ、黙って免除の解約をしました。今まで『特待生』と知られるのも困るし、何かをした事が学校側に知れると息子が大変な思いをすると、只々黙って事の成り行きを見ていました。ですが我家は免除無しでは私立に通わせ続けられないのが現状です。他の選手や夏の大会の為に解約はしましたが、息子は野球を辞めるか、転入するしか無いかも知れません。そんな中で只々黙っているのでは駄目だ、と瀬川さんのホームページを読み思いました。我家だけの問題では無く、高校生達の人生がかかっているのですから
庶民 2007/05/08(Tue)22:33:14 edit
誤解なきよう
確かに一部には特待生で高校に行けることを自慢する親御さんがいることは否めません
しかしながらほとんどの方はそんなことに慢心することなく、子供の夢を叶えてあげる手段の一つ程度にしか考えていないと思います
地元で経済的に可能な範囲の高校、文武両道の公立高校、子供の憧れていた遠い名門校。
現実的には不可能な「遠い名門校」が特待制度による補助により可能になった。じゃあ多少無理してでも行かせてやろうか
先に書き込みのあった庶民さんや私も含め大多数はこうであると信じてます
確かに7000人超えという数には驚きましたが表に出なければ知る術もなかったことです
それが適正な数なのかも…
しかし適正でないとしてもその議論は高野連がちゃんとみんなが納得出来る明快な指針を示してからでないと…
高野連が示す特待生に対する今後の処遇も週毎に変わっている現在ならば尚のことと思います

庶民さん!心境お察ししますが決して諦めないよう頑張りましょう
こんな理不尽な決定で子供の野球を取り上げられないように断固として立ち向かい一人でも多くの理解を求められるように頑張って下さい!
渦中の親 2007/05/09(Wed)12:45:23 edit
特待は勲章です。
渦中の親さん、庶民さん、ほか、特待関連でコメントいただいたみなさん、ありがとうございます!

先日「特待を自慢する、慢心して成長しない」という選手がいることを書きました。もちろん一部です。特待選手、保護者の方で、気分を害されたらすみません。一部にそういう選手や親もいるために、やっかいに思う高校もあるということです。

毎日新聞の記事も読ませていただきました。確かに特待は選手にとっては勲章ですね。特待は、子供たちが夢に向かって歩むための手助けになっていますし、なくてはならないもの、あって当然のものだと思います。

先日、ある中学硬式強豪チームの現場でこんな話を聞きました。

ある日、ある高校の関係者がグラウンドを訪れ、ひととおり練習をみた後、補欠の選手を特待で取りたいと言ってきたそうです。どうみても、他にいい選手がいるのに、その選手がいいと。

「そうですか、ありがとうございます」とその場はそれで終わったそうですが、あとで違う方面から話を聞いたら、今年はその選手を特待で取ってそのチームに貸しを作り、来年こそはいい選手をくださいよということだったそうです。

でも、その高校から「特待で!」と指名されたその選手は、選手自身も親も完全に舞い上がってしまい、みんなに「オレは特待だ!」「ウチの子は特待なのよ」と自慢しまくったそうです。そして、自分の息子を使わない中学の指導者批判までして、ろくに挨拶もせず卒業していったそうです。

結局、その選手は高校では「来年の有望選手獲得」のためにとった選手ですから、使ってももらえず、、、。もちろん、次の年、その高校が狙っていた有望選手がその高校に入ることもなく、、、 「貸し」のために「特待」になったその選手はとても惨めな思いをしているということです。ヒドイ話、ヒドイ高校です。

親も「特待」と言われてうれしい気持ちはますが、つい「勘違い」してしまったんですね。何も知らず、踊らされたその選手が可哀想です。

こんなふうに大人に振り回されてる子供がたくさんいます。でも、子供に道しるべを示してあげられるのもまた大人です。

今までは、「特待」があるために、経済的に難しいと思われる高校でも、入ることができました。進学できる高校の幅も広がり、この高校のユニフォームを着たいという夢を叶えられることができました。

でも、その高校についていろいろと調べたり考えたりしてあげないで、ただ「特待でって言われたから」でその高校を選んでは、その後子供が苦しむことにもなりかねません。

でも、実際、その高校がどういう高校か、どういう指導者か、どういう練習をしているのか、そういう情報を保護者が知る手段は少ないような気もするんですよね。その辺はその高校の卒業生なり、現役生なり、保護者に聞くなりするしかないのかな。

話はそれましたが、庶民さんのご家庭、とても大変な状況にあると思います。

でも、さっきのブログにも少し書きましたが、今、全国の私立高校の理事長たちが、高野連に立ち向かうべく大阪で会議を開いているそうです。昨日もある県の関係者が会合を開き、今後について検討会が開かれたそうです。高校側もこのままでは生徒(選手)募集に大きな影響が出ますし、何とかしないと立ちあがったのでしょう。

今後、現役特待生には何らかの救済処置がとられるのではないでしょうか。来年以降の「特待」の扱いについても、現在言われているものよりは柔らかくなるのではないかと思います。

大人の勝手で子供が学校をやめるとか転校するとか、人生を狂わせるようなことがあっては絶対にいけません。

今回、これだけの選手や保護者を苦しめているこの件は、やっぱり私は断固許せません。今後も、私なりにいろいろな現場の声を聞いて、みなさんにお伝えしていこうと思います。

※ このコメント、ブログの方にも入れておきます!
ママ記者 2007/05/09(Wed)13:38:39 edit
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
[03/28 DON]
[03/28 DON]
[03/13 齋藤]
[02/17 上尾野球おやじ]
[02/15 齋藤]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
瀬川ふみ子
性別:
女性
職業:
ママ
趣味:
野球観戦、旅
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]

photo byAnghel. 
◎ Template by hanamaru.