悩みながらも、頑張ってます！！ ある選手の話。 2007/09/06 (Thu)

今まで取材した選手くんは、うーーん、もう数え切れないくらい。一番最初に取材した当時中学生の選手くんは・・・もう３０歳くらいになるんだなーっっ(;^_^A　

やはり取材した選手くんのことはとっても気になるし、活躍すればうれしーし、表舞台に出てこなければ心配するし。。。。そんな選手くんのことは、高校や大学の取材に行ったときに、ちらっと様子を見たりしています。

高校や大学に入って、緊張の連続の選手くんたち、彼らと会ってよく言われるのが、「久しぶりに懐かしい顔をみるとホッとしますよ～」って。私は母親かいっっ(;^_^A　ま、そー言われて悪い気はしないし、うれしいんですけどねっっ

これまで取材した選手くんの中には、メールをくれて近況を報告してくれる選手もいるし、節目ごとに、「背番号もらいました！」「甲子園決まりました！」「引退しました」「大学が決まりました」って電話をくれる選手くんもいます。レギュラーだとか、そうじゃないとか、強豪高校だとか、あんまり勝てない高校だとか、マネージャーだとか、そんなことは全く関係なくて、どんな選手くんでも、やっぱり慕ってくれる選手くんは大事にしようと思って、それぞれ可愛がっています。

で、今日、ある大学生選手から電話がかかってきました。シニア時代によく取材した選手くんで、シニアの日本代表として世界大会にも出場しています。「お世話になりました」といって、世界大会のお土産Ｔシャツを買ってきてくれました。高校では下級生のときから活躍し出し、その選手くんが中心となってその高校を久しぶりの甲子園に導きました。そして、大学も無事東都１部に入ることができました。

が、なかなか大学ではなかなか結果が出ないんですねー。私も心配してましたが、いつも陰ながら見守るしかないっっ。リーグ戦が始まるたび、ベンチ入りしたかな、どうかなって新聞やら雑誌やらで確認し、うーん、まだダメか。。。って。

そしたら、先日ある場所で、その選手くんのお父さんに会い、いろんなことで本人が悩んでいることを聞きました。「じゃ、『たまには電話してきて』って伝えてください」と言ったら、今日さっそく電話がきましたっ

「○○大学の○○です！」　「おー！　久しぶり！」　昔は「○○シニアの○○です」だったのが、「○○高校の○○です」になり、今はもー大学生か～。時が流れるのは早いなぁ(;^_^A　　

久しぶりにあれやこれやといろんな話をして・・・うーん、頑張ってても結果につながらないときってあるよねー。物事が思うように進まないときってあるよねー。でも、自分の考えが違う方向に向いちゃってることもあるし、もしかしたら、自分のやり方が違っているってこともあるよねー。などなど。

話が尽きないので、「近いんだし、リーグ戦が終わったら、お茶でもしよっか」に「お願いします！」と選手くん。ん？　ちと待てよ？　もしかして、もー酒が飲める年？？　「そーですよ！　とっくですよ！」　うぉぉぉぉ～　もうそんな年かい(^。^;)　「聞いてほしいこといっぱいあるし、リーグ戦が終わったら時間あるんで飲みながらがいいですね！　門限までに帰ればダイジョブだし、○○とか○○も連れていくんで！」　よっしゃ！　じゃ、時間できたらパっとやろうね！　ということで電話は終了でした。

シニアで日本代表、高校で甲子園と順調にきましたが、大学で挫折を味わい、声の感じから、本当に悩んでいる様子が伝わってきました。「話を聞いてほしい」というのは本音でしょう。「プロいきたいんでしょ！」に「はい！　いきたいです！」とキッパリ言い切っていたし、何とかしないとね！　らしくなく弱気になっているみたいだから、話を聞くだけじゃなくて、思いっ切りハッパかけなきゃ！　とすっかり母心でしたっっ(^。^;)

今は連絡を取る手段はメールの方が多くなっていますが、やっぱりワタシはメールよりも電話の方が好きです。トーンでどんな状態かがわかるし、メールだと気持ちがうまく伝わってこなかったり伝わらなかったりするけど、電話ならストレートに伝わるから。でも、時間があるなら、さらに電話よりも、会って話した方がいいと思います。これまでも大学生になった選手くんとお茶したり飲んだりってこともしてきましたが、しっかりと前を向いて歩いている選手、何とかしようともがいている選手、もう諦めてしまっている選手、様々ですが、それも会って話をすればすぐにわかります。

その選手くんも、リーグ戦が終わったら、どんなことを言うのか、楽しみにしていようと思います。順風満帆なのがいいですけど、挫折のない人生なんてないと思うし、人は、挫折を味わいながらも、それを乗り越えたときが本当に強いときだ思う。彼にもぜひ、この壁を乗り越えてより強い人間になってほしいと思っています。