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今日は奈良まで行ってきました(^。^;) 奈良です奈良っ 平城遷都1300年の記念の年を迎えている奈良です(^^) あの、鹿なのか大仏なのか~?な、「せんとくん」がいる奈良ですo(^ヮ^)o
近畿は今や日帰り圏内っ ホントは泊まりでゆっくり行きたいですが、子供らいるので早々家を空けられませんっ 今日も一応、早朝に朝ご飯の用意や今日のスイミングに持っていくお握りやらは用意して出てきましたが、、、
新幹線に乗っている6時50分ごろに小僧から電話があって、「ママ! スイミングの方じゃなくて、学校のプールの方の水着がないんだけど!」 「あ、あれ、2階の洗濯物まとめたところにおいたまんまだわ~そこみて!」って(*^。^*)
でもまぁ、ある程度は自分たちで用意したり準備したりできるようになってきたから、ママは助かってます(*^^*)
ということで、今日は朝イチの新幹線に乗ってまず京都へ。そこから大和路特急に乗って奈良まで移動。奈良駅には今回、「見に来てください!」と連絡をくれた明石学園(兵庫県)の指導員をしている小林くんが迎えに来てくれて、奈良市の鴻ノ池球場へ。そこで近畿児童自立支援施設野球大会をみてきました!
「児童自立支援施設」ってどういう施設かというと……その名のとおり、児童(15歳以下)を自立させるよう支援する施設。その「児童」とは、何らかの問題を起こしてしまった非行少年少女たち(中には親からの虐待されて…という子もいる)です。
児童福祉法に基づいて都道府県などが全国に58カ所設けているもので、いろんな過去を持った子たち、学校にそういう子がいるだけで学校崩壊を招いてしまったり学校全体を大きく揺るがせてしまう、そんな子たちを受け入れています。
今回はそんな施設の一つ、明石学園で指導員をする傍ら、野球部でお手伝いコーチをしている小林くんから「ぜひ見てほしい中学生の野球がある」「こういう中学生の野球があるってことを瀬川さんに見てほしいんです!」と連絡をいただき、私も「ぜひ見てみたい!」と奈良まで行ってきたというわけです。
兵庫県立明石学園は明治42年に創設された歴史ある学園。「県立土本学園」~「土山学園」~「農工学校」~そして「明石学園」と名前を変えながら約6000人を超える非行少年といわれる子供たちを入園させ社会に送り出してきた施設です。
学園の中にいくつかの寮があり、子供たちはそこで夫婦の職員のもと生活しています。それを「小舎夫婦制」というそうで、夫婦が子供たちの両親代わりになって1夫婦最大12人の子供たちのサポートをしていくんですね! 両親代わりですから、24時間365日体制、勤務時間などなくいつでもどこでも子供たちの親代わりなのだそうです!すごいです!
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ちなみに、そんな明石学園を紹介してくれた小林くんは以前、インドネシア代表チームが来日したとき、それを取材に行った時に出会った青年。インドネシア代表監督を日本人の野中さん(日大三高OB)がされていたという話は、そのときのブログにも書いたと思いますが、そのとき、国際武道大学野球部だった小林くんもインドネシアに渡って野中さんの手伝いなどをしていました。
卒業後、小林くんは再びインドネシアに渡り、つい最近までそちらで野球指導をしていましたが、今年になって日本に戻ってきて、今は兵庫県の臨時職員という形で明石学園の野球部の指導にあたっています。小林くん、これまでいろんな経験をしていて、小林くん個人の話だけでも本が1冊書けてしまうんじゃないかというぐらい。そんな素晴らしい青年です。
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さて、今回の近畿大会への出場チームは8チーム。そのうち上位2チームは全国大会に出場できるそうで、開会式前から各チームの選手たちはメラメラと燃えあがっている様子!
だからといって、表情が怖いということもなく、球場の周りですれ違ったりすると、見ず知らずの私にもちゃんと「おはようございます!」と笑顔で挨拶してくれる子もいたりして、とてもいい雰囲気なのです。正直、ここにいる子供たち全員が、過去に何らかの問題(事件など)を起こした子たちなの? と疑いたくなるような感じ。
でも、やはり指導員の方々に聞くと、「この子たちの過去を知るとなかなかすごくてビックリしますよ。窃盗、暴行、リンチ、住居侵入、家庭内暴力って・・・・・・」。 「でも、施設に入ってきたときは、みんな目つきも悪いけど、だんだんと柔らかくなっていくんですよ」とも教えてくれました。
問題を起こすということは、やはりその子自身というよりは、環境がそうさせているのかもしれません。だから大人が環境さえ整えてやれば、子供たちはまた本来の純粋な目に戻っていくのかもしれません。今日、見た子どもたちは私がふだん見ている中学生となんら変わりはない、どこにでもいる中学生だったもん!
そんな中学生たちの野球(軟式)、レベル的にはとてもとてもなんだろう……と思っていたら、その明石学園のエースの試合前のピッチング練習をみて驚きました! 左腕なのですが、肘の使い方が柔らかく、とてもいい球を投げるのです!
さらに、試合前に外野でキャッチボールをしている群れの中で、背番号2の選手くんを見てまた驚きました。体は小さいけれど、体に力があって、投げ方もいいし肩も強い。私が普段みているシニアやボーイズの中にはいっても十分通用するぐらいのレベルです。聞けば学童野球時代には主力として全国大会ベスト4にまでなった経験があるそうです。やっぱりっ!
一方、相手の奈良・精華学院の方もバッテリーがこれまたいいぞ! こちらは右本格派でキャッチャーも強肩です!
そんな明石学園対精華学院の試合は、1点を争う好ゲーム!
精華学院 200 000 0=2
明石学園 100 002 =3
得点経過はこんな感じ。これをみれば、終盤逆転劇があったんだな、とはわかっていただけると思いますが、この7イニングの中に、いろんな思いや気持ちが詰まっていた試合だったような気がします。本当に、しびれて感動して、泣けてきてしまいました。
余談ですが、毎朝、化粧をするとき、その日、「泣く可能性がある日」は、マスカラをつけないようにしている私。。。(;^_^A 例えば、感動ものの映画を観るとか、高校野球や中学野球の夏の大会でもらい泣きしそうな日など(;^_^A でも、今朝は「まさか今日は泣くことなんてないだろう」と思って、軽くマスカラをつけて出かけてしまいましたっ
それがすっとこどっこいっ 猛暑の中での、彼らの熱い熱い熱い戦いに、もう涙が止まらなくなってしまって、何度も涙をぬぐってしまいました。いや~汗と涙でぼろぼろでしたσ(゜∀゜*)
実は、そんな彼らの戦いぶり、彼らの熱い夏を某雑誌で取り上げさせてもらいたいなと思っているので、今日起きたこと、みたことの全部は書かずにおこうと思っていますっ すみませんっ
でも、とにかく、いろんな過去を持ちながら、それでもこういう施設にやってきて、そして新しい目標をみつけて、そして気持ちを一つにすればこんなゲームができるんだ、そんな大きな力をみせてもらいました。彼らには「感動をありがとう!」と言いたいです! いや、もう、試合後、そう彼らに伝えちゃいました!(*^。^*) いや~「感動した!」って。まるで小泉もと総理みたいに!(*´艸`)
相手の精華学院のみんなにとってはとても悔しい試合となってしまいました。でも、彼らも最後まで素晴らしいゲームをしていました。諦めず、必死に!
それに、あの初回の4番・ファーストの選手くんが打ったホームランには度肝を抜かれました! 軟式で、あそこまで飛ぶんですね! レフトの91メートルのフェンスを超え、95メートルぐらい飛んでましたよっ いや~ビックリ!!
全部は書かないでおこうといいながら…もうちょっとだけ(;^_^A
6回裏に逆転打を打った明石学園の6番・ファーストの選手くんは、試合前、指導員の方に「一番精神的に弱い子」と聞いていました。なので、その2死2,3塁の場面、その6番バッターはいい振りはしているものの、どうかな…という気持ちで見つめていました。
が、見つめる前に、その選手くんは初球をたたいてレフト線に逆転タイムリー! 生還した二人がホームベース付近で抱き合い、ベンチ前で監督とコーチが抱き合い、ベンチの中では選手たちがダンゴになって喜び合い、あのシーンが忘れられません。
試合後、「あいつが打つなんて信じられない」「まぐれ」「たまたま」との声があちこちからあがっていましたが、でも、「絶対勝ちたい、絶対絶対全国に行くんだ」みんなのその気持ちがあの選手くんのバットに乗り移ったんだと思います。
で、その選手くん、試合後に試合の話を聞いた後に、「ところで、なんでこの施設にきたの?」と聞いてみたら、「悪いことしちゃって…」って。で、「何をしちゃったのー?」って聞いたら、「ニュースにもなったあの○○の事件…」
えっ その事件、覚えてるっ あの事件の加害者がキミ……一瞬、固まりそうになった私を横目に話を続ける選手くん、「で、そのとき、やっちゃった相手が、今、試合やってる○○の○○。この試合に勝ったら当たる!」って。
その相手の子は……大丈夫だったんだ……
さらに固まりそうになる自分・・・
でも、「そうなんだ~」と普通に話をし続け、「今、振り返ってどうよ!」と振ると、「バカなことをしたなって思います」と。「あのときは何も考えてなくてイラッとしてやっちゃって…でも今はこうして野球で正々堂々と戦った方がいいって思えるようになりました」と。
なんだか、それを聞いて、またじーんとさせられてしまいました。
まだまだ、未熟なところはいっぱいある子供たち、一人になると何をしでかすかわからない子供たち、でも、仲間とこうして野球を通じて一つになることや仲間の大切さ、目標に向かって頑張るということ、いろんなことを
経験したり学んだりしているんだって。
明日、彼らは全国大会出場をかけて戦いますが、彼らの夏がまだまだ終わらないことを祈りたいと思います。ま、彼らが勝てば、相手チームの夏が終わってしまう…ので複雑なのですが。。。
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ちなみに、今日はその大会をみた後、近鉄線に乗って郡山市に移動し、郡山シニアの吉田監督さんの取材もさせていただきました!まったく別物での取材!
郡山シニアの吉田監督の自宅は県立郡山高校の野球部グラウンドのすぐ隣り。自宅で取材をさせていただきながら郡山高校の練習が見れてしまいました! うちと明治大学Gも超近いけど、吉田監督と郡山高校グランドの近さには負けた~☆(゜▽゜)☆
突然ですが、やっぱり今日奈良の鴻ノ池球場にいらっしゃったのですね。
私もある施設の監督をしてまして、今日明石学園の試合の時はメインスタンドにいました。何となく瀬川さんかなと思いまして、じろじろ見てしまい失礼しました。今日試合をしていた子どもたちは、今まで色々しんどい思いをして生きてきましたが、野球に対してあれだけ一生懸命取り組みます。私の施設の子も野球は下手ですが、毎日毎日一生懸命野球に取り組んできました。今まで一生懸命取り組むものがなかった分を取り戻すかのように、野球に一生懸命取り組みます。世の中には、今日の施設のような子どももいることも知っていただけたらありがたいです。
メインスタンドにいらしゃったのですかっ 私は開会式のときからウロウロとしていて挙動不審だったかもしれません(苦笑) 明石学園の試合中もベンチがよく見える一塁側スタンドの方でみていましたが、なんせ暑くて暑くて汗だくになって、途中からは一塁側のスタンドの後ろの木陰に移動してみていました(^^;;) じろじろ…の視線は全く感じませんでしたっ(笑)
施設の監督をされているとのこと、大変そうですが、誰にでもできることではないですし、愛がないとできないですし、本当に素晴らしいことだと思います。
短い時間でしたが、彼らの精一杯のプレーをみて伝わってくるものがありました。野球に対してあれだけ一生懸命取り組んでいる…ということも、みていて感じました。「今まで一生懸命取り組むものがなかった分を取り戻すかのように野球に一生懸命取り組みます」というのも、少しですが感じることができました。
いろんな環境のもと、いろんな思いをしながら野球をしている子どもたちがいるということを知ることができた一日、また時間を作って観に行ってみたいと思います。彼らに出会わせてくれた方に感謝、コメントを入れてくださり彼らのことについて教えてくださった「ある監督さん」にも感謝申し上げます。
ところで、試合の方はどうだったのでしょう??
小林さんとのご縁に感謝しつつ、現地に足を運び、こうしてご紹介してくださったことに敬意を表します。
わたしも、環境を作っているのは大人だと考えています。拝読して涙がでました。わたしもその試合、生で見たかったです。
選手たちはきっとどのチームも、あたたかな監督さんはじめ、素敵なスタッフに囲まれて、今ぐんぐん心がクリアになっていっているのでしょうね。
小林さんには瀬川さんの手ほどきで、ゼヒ半生を本にしていただきたいです!
最後に~
わたしもマスカラ使うときはパンダを避けるべく一日の流れをイメージして決めますが^_^;
瀬川さんもマスカラ愛用者だったことがわかり目からウロコ^^!
これだけお忙しくされていてもおしゃれゴコロを忘れない!
いつも勉強になります。
私も小林くんのおかげでいろんなことを勉強させてもらっています。こういう人がいるから心が死んでしまいそうな子供たちも生き返るんだと思います。身近にいろんな子がいると思いますが、大人は温かい目で、長い目で見守ってあげてほしいです。決して急がせないで……。
小林くんの本はぜひ書きたいですね!(笑)いや、本気で!
マスカラは…一応考えてからつけますね(^。^;) 先日もまたつけたのに、思いがけず涙してしまい黒くなってしまいましたっ あちゃー(+_+)
>これだけお忙しくされていてもおしゃれゴコロを忘れない!
>いつも勉強になります。
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